なににみえるかな?
セラミックアートを彩るパターンアートは、ある単位に見立てた一版の重版とリピートによって構成されています。その単位は、一日かもしれないし、一年、一秒かもしれない。あるいは個人、ひとりの人間としても考えられるかもしれない。同じようで違う、違うようで同じ。この作品の前を通る人が見るたびに、いつもと違う何かを心の中に発見してもらえたらという思いを込めました。当時の担当者に話をうかがうと、ワークショップに参加していないスタッフともパターンデザインの制作ストーリーが共有でき、病院スタッフと患者や病院来訪者との良いコミュニケーションツールとしても機能しているとのこと。デザインコンセプトが病棟に広がり、デザインが病棟と調和し、ひとつになっているそうで、デザイナー/アーティストとして大きな貢献ができたプロジェクトになりました。